概要
奈良県奈良市に存在した、大規模な遊園地。ジェットコースターや観覧車、メリーゴーランド、ウォータースライダーなど、子供から大人まで楽しめる多彩なアトラクションのほか、キャラクターショーなどを楽しむステージなども整備されていた。
飲食店や売店なども豊富で、丸一日遊べるテーマパークとして、多くの観光客や家族連れに愛された。1970年代には、年間来場者数160万人を突破。閉業した今も、多くの人々にとって思い出深い場所となっている。
特徴
- アメリカのディズニーランドを模した園内。大きな岩山は奈良市のシンボルの一つとして愛されていた。メルヘンなお城も魅力的。
- 閉業後、廃墟として注目を浴びたものの一つに、大きな木造ジェットコースターが挙げられる。
- 西日本最大級の流水プールや滑り台に力を入れていた。数がとにかく豊富。営業期間の末期でも、夏季のプール営業だけで、年間の営業を十分維持できていた。
沿革
1961(昭和36) | 千日土地興行(後の日本ドリーム観光)により開業。 |
1970年台 | 年間来場者数160万人を記録。 |
1993(平成5) | ダイエーが、日本ドリーム観光を吸収合併。 同グループのドリームパークが経営を継続。 |
1998(平成10) | 国内3番目の木製ジェットコースターASKAの運用開始。 |
2002(平成14) | 繁忙期以外は火曜定休だったが、土日祝のみの営業に変更。 夏・冬・春休み期間とその前後は、従来通り毎日営業。 |
2005(平成17) | ドリームパークの経営権を、不動産会社のテンラッシュに譲渡。 |
2006(平成18) | レジャーの多様化やUSJの開園などにより、閉園。 |
2015(平成27) | 公売で、大阪の不動産会社SKハウジングが落札。 |
2016(平成28) | 解体工事を開始。 |
2019(令和元) | 全ての遊具を撤去。跡地の利用方法は検討中。 |
参考
- 「奈良ドリームランドのTV番組【ドリームキッズの大冒険】」.YouTube.https://www.youtube.com/@kcdebutenterprise,(参照2024-04-09)
- 「解体直前の奈良ドリームランドが最後に夢を見せてくれた」.超高層ビル写真サイト -OSAKAビル景-.https://bb-building.net/project/dreamland.html,(参照2024-04-09)
- 「2006年、8月20日 奈良ドリームランド 最期の写真集」.https://nabeck.web.fc2.com/drc.htm,(参照2024-04-09)
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